ラボでのストックに最適!10倍濃縮PSBの作り方を解説します。


0.5m EDTA(pH8.0)はTE, TAE, TBEなどのバッファーを調製するときに使われます。
市販品もありますが,一度自分で作っておけば長期的に常温保存可能なのでトライしてみてください。
最初はEDTAは水に完全には溶けないです。かなり溶け残ります。
しかし心配ありません。
pHの上昇と溶け残っているEDTAの量を観察しながらNaOHを加えてください。
いきなり大量に投入すると発熱して危険なので注意してください。
10gのNaOH(固体)を蒸留水で溶かし50mLにメスアップする。
水に溶かすときに発熱するので注意してください。
この5N NaOK水溶液は単なるpH調整用なので、必ずしも5Nにしなくても大丈夫です。ご自身の使いやすい濃度にしましょう。
特に指定のない場合はNaOHでpH調整します。
実験の目的によってはNaOHではなくKOHなどを使う場合もあります。
このレシピで使われるEDTAは分子量372.2のエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩二水和物であることが一般的です。
しかし、これがラボにない場合はナトリウムや水和水の数が違っているもので代用しても問題ありません。
ただし、その場合は分子量を確認し,必ず0.5molにしてください。
また、EDTAのナトリウム塩ではなく、カリウム塩などであれば別ものになってしまうので、気を付けてください。
EDTAは2価の金属イオンのキレート剤です。
遺伝子を扱う実験では溶液の中にEDTAが入っていることが多いです。
EDTAによってMg2+イオンをキレートしてDNaseを不活性化し、DNA分解を抑制することを目的としているのです。
また、RNase IIIなどのMg2+依存性RNaseもMg2+イオンをキレートすることで不活性化されます。