薬剤を細胞培地に溶かすためによく使われる溶媒であるDMSO。細胞毒性を生じない濃度の許容範囲はどのくらい?

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細胞培養で必要なディッシュ・プレートの底面積(培養面の表面積)と、推奨される培地の量を一覧にしました。
数値はCorningのものを使用していますが、基本的には他社のディッシュ・プレートにも流用できます。
well数 | 底面積(cm2) | 推奨培地量(mL) |
---|---|---|
6 well | 9.5 | 1.9-2.9 [2.0] |
12 well | 3.8 | 0.76-1.14 [1.0] |
24 well | 1.9 | 0.38-0.57 [0.5] |
48well | 0.95 | 0.19-0.285 |
96 well(平底) | 0.32 | 0.10-0.20 [0.20] |
ちなみに、[ ]内は私(記事作成者)が普段使用している培地量です。
ディッシュの直径(mm) | 底面積(cm2) | 推奨培地量(mL) |
---|---|---|
35mm | 9 | 1.8-2.7 [2.0] |
60mm | 21 | 4.2-6.3 [5.0] |
100mm | 55 | 11-16.5 [10] |
150mm | 152 | 30.4-45.6 |
245mm | 500 | 100-150 |
私が普段10mmディッシュで使っている培地量は少なめですね・・・
推奨される培地量は、底面積1cm2あたり0.2-0.3mLで算出されます。
この範囲内で、毎回一定の培地量で培養することが大事です。
実験のたびに培地量を変えてしまうと、実験条件が変わってしまい(培地中の栄養素の減り方や、細胞からの分泌因子の濃度などが変わってしまう)、結果にバラつきが生じる可能性があります。
細胞を均一にキレイに撒きたい方へ!⇒培養細胞をディッシュ・プレートに均一に撒く方法
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