TBS-Tの作り方&簡単に安くできるウラ技

TBS-Tの作り方&簡単に安くできるウラ技

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【アカリク】

TBS-Tの作り方

ウェスタンブロッティングなどで使われるTBS-Tの調製について。
ここでは、ストックするのに便利な10X(10倍濃縮)バッファーのレシピを紹介します。

10X TBSストック溶液2Lのレシピ

  • Trizma Base(トリス塩基) 60.6g
  • NaCl(塩化ナトリウム) 80.6g
  • KCl(塩化カリウム)2g

上記試薬をビーカーに入れ、0.9Lの蒸留水で溶かします。
pHメーターでpHを確認しながらスターラーで攪拌しつつ、濃塩酸、もしくは5N HClを少しずつ加えてpH=7.6にします(pH=7.4に合わせるラボもあります)。


少しずつ加えるのがポイントです。
1滴加えるとpHメーターの値が一時的に大きく動きますが、攪拌しているのですぐに落ち着きます。


pHが7.6に近づいてきたら濃塩酸ではなく、5N HClのほうが良いでしょう。
5N HClでも濃すぎて少しやりにくいと思えば、もっと低濃度のHClでも構いません。


濃塩酸は約12N HClなので、5N HClは濃塩酸:蒸留水=5:7で希釈して作ります。
単純にpH調節のために使うので、厳密に5NでなくてもだいたいでOKです。なんなら5Nでなくても、自身の使いやすい濃度で問題ありません。


pHを合わせたら、蒸留水で1Lにメスアップします。


最終的にオートクレーブ滅菌しても良いですが、4℃で保存している限り雑菌が繁殖する心配はほとんどないと思います。


10Xストック溶液100mLと蒸留水900mLを混合し、0.1mLのTween 20を混ぜることでTBS-Tとなります。これをWB等に使ってください。10倍希釈後のサイドのpH調節は不要です。
(最終濃度 50mM Tris, 138mM NaCl, 2.7mM KCl, 0.1% Tween 20, pH 7.4)


pH調整が面倒なTBS-Tを一瞬で簡単に作るウラ技

実のところウラ技というほどのものでもないのですが・・・
既製品のTBS-Tタブレットを溶かして使うという方法です(笑)


おすすめはこちら→Takara


1錠のタブレットで500mLのTBS-Tを作ることができます。
ラボの複数人が同じ日にWBをすればTBS-Tも一瞬でなくなってしまうので、一瞬で補充できるタブレットは非常に便利です。


気になるランニングコストは、
21,000(円)÷50(L) = 420(円/L)
なので、手間と時間の節約を考えたら破格だと思います。


キャンペーンの時に購入しておけば、もっと安いですからね!