バイオ実験のプロトコルやコツ、試薬のレシピなど、初心者の方がつまずきやすい点を中心に解説中!
ウェスタンブロッティングなどで使われるTBS-Tの調製について。
ここでは、ストックするのに便利な10X(10倍濃縮)バッファーのレシピを紹介します。
上記試薬を0.9Lの蒸留水で溶かす。
最終的にオートクレーブ滅菌しても良いですが、4℃で保存している限り雑菌が繁殖する心配はほとんどないと思います。
10Xストック溶液100mLと蒸留水900mLを混合し、0.1mLのTween 20を混ぜることでTBS-Tとなります。
(最終濃度 50mM Tris, 138mM NaCl, 2.7mM KCl, 0.1% Tween 20, pH 7.4)
実のところウラ技というほどのものでもないのですが・・・
既製品のTBS-Tタブレットを溶かして使うという方法です(笑)
おすすめはこちら→Takara
1錠のタブレットで500mLのTBS-Tを作ることができます。
ラボの複数人が同じ日にWBをすればTBS-Tも一瞬でなくなってしまうので、一瞬で補充できるタブレットは非常に便利です。
気になるランニングコストは、
21,000(円)÷50(L) = 420(円/L)
なので、手間と時間の節約を考えたら破格だと思います。
キャンペーンの時に購入しておけば、もっと安いですからね!