エタノール沈殿 回収効率 上げる

 

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エタ沈・イソプロ沈でロスを最小限にするコツ

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DNAやmRNAのエタノール沈殿をすると、収量が減ってしまって困っているという方はいませんか?

 

目的物をロスせず、回収効率を上げるために気を付けるべきポイントを4点挙げましたので参考にしてください。

 

DNAやRNA濃度を高くする

DNA濃度やRNA濃度が低いと、あまり沈殿しなくなり、収量が悪くなります。
析出させるための塩を加え、エタノールを加えた後のチューブ内の液量が多すぎませんか?
液量を半分くらいに減らし、核酸濃度を高くしましょう。
1ug/mL以上が推奨です。
濃度を高くすることで効率が上がります。

遠心時間を延ばす

エタノールを加えた後の遠心の時間が短いと回収効率は非常にわるくなります。
4℃、16,000gで30分以上行いましょう。
このくらいの条件でほぼ上限近い回収効率となります。
ただし、30分よりも延ばしてもそれほど効率は変わらないようです。

エタノール沈殿ではなく、イソプロパノール沈殿にする

エタ沈よりもイソプロ沈のほうが核酸濃度を高くでき、効率が良いです。
イソプロ沈の時は、イソプロパノール:水(or TE)=1:1の混合比です。

エバポレータによる完全乾燥をさせない

エタ沈が終わり、最後に水(or TE)で溶かす前に、エタノールを完全に乾燥させてしまわないこと。
完全乾燥させると、極端に溶けにくくなります。
目に見えるエタノールを極力ピペットで吸い取るくらいで十分です。
完全乾燥させなくても、この程度でPCRの酵素反応に影響を与えません。

 

特に1番と2番を気を付けてみましょう。
なかでも、1番は、最初からペレットが見えないくらい少量の時には気をつけましょう。

 

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