10X TBEバッファーの作り方・レシピ【保存版】

10X TBEバッファーの作り方・レシピ【保存版】

ストックに便利!10倍濃縮TBE buffer

このページでは保存に便利な10XTBEバッファーの作り方を紹介します。
TBEバッファーはアガロース電気泳動などで使用する緩衝液ですね。
TBEは大量に使用するので、10倍濃縮の10X TBEを作っておき、必要に応じて蒸留水で10倍希釈して1X TBEにすれば便利です。


10X TBEのレシピ

材料

  • Tris base(Tris aminomethane)
  • ホウ酸(H3BO3)
  • 0.5M EDTA水溶液 (pH 8.0)

Tris baseは似たような粉末が試薬棚にいろいろあってややこしいですが、式量(FW)が121のもの、と覚えておけば分かりやすいです。


作り方

  • Tris base 108g
  • ホウ酸 55g
  • 0.5M EDTA 40Ml

これらをビーカーに入れて蒸留水を加えて溶解します。溶けにくい場合は加熱してください。
これを蒸留水で1Lにメスアップします。
最後にオートクレーブ滅菌(121℃、15分)し、室温で保管します。


10x TBE bufferの組成

  • 0.89 mol/L Tris base
  • 0.89 mol/L ホウ酸
  • 0.02 mol/L EDTA


TBEとTAEの違いは?

TBEはおおむね1kbp以下のDNA断片を分離したい場合に使用します。
TBEのほうが緩衝能が高く、DNAのゲル中での移動度が低いため、小分子量で解像度よく分離することができるためです。
TABはそれより大きいDNA断片を分離したい場合に用います。


ただし、電気泳動後にゲルからDNA断片を回収する場合はTBE bufferは使えません。
分離したい断片のサイズにTAE bufferを用いるようにしましょう。


コスト面ではTBEはTAEよりも高くつきます。
状況によって使い分けると良いでしょう。


TBEはアガロースゲルの作成にも、アクリルアミドゲルの作成にも使えます。